コロナ禍の中、日本の外食産業が大変なことになっているらしい。特に金沢ではその住んでいる県民の気質なのか、都市部に比べてコロナ蔓延しているとは言いがたい環境ではあるが、片町は閑古鳥状態のようだ。確かに夜間の飲酒は人の目もある中、早い時間でさえなかなか堂々といけない雰囲気があるのかもしれない。先日、ある会で“はじかみ”というものを戴いた。はじかみは漢字で“薑”と書き、大きくスパイスの意味であるらしい。27種の香辛料とEXVオリーブオイルのみを用いてつくってあり、種類は2種類あり(青と赤)、赤が辛さが強いということなので、青を試すことにした。代表的な使い方は家庭的なあまりスパイスの効いていないようなカレーに入れるということだったが、それじゃ面白くないのでパスタに一部掛けて食べてみた。まず、ガラス瓶の中に入っているスパイスの塊(やや硬くなっているが混ぜにくいことはない)をスプーンで混ぜて均一にする。(適当)そして、一杯分をスプーンでとってパスタの上に載せて、一部を食べた。口の中にとんでもない本格的な深いスパイスの香りと味が拡がり、鼻に抜ける。しかし青だからか、そんなに劇辛というわけでなくパスタに大変合う。変化した高級ペペロンチーノンみたいな感じ。これは確かにカレーに入れるとルーが深いスパイシーなインドカレーになるのはわかる。次に薑をパスタによく混ぜて食べたが、スパイスの旨みが絡まって大変美味しかった。「金澤ななほしカレー」はゴーゴーカレーと異なりかなり上品な優しいカレーだ。自分の子供に毎日でも安心して食べさせられる食事を提供することを経営理念としているだけあり、砂糖や小麦粉を使用しないかなり女性にファンが多いヘルシーなカレーである。チキン、ビーフ、豆カレーがあるが、これが今、ONLINEで冷凍カレーが購入できるほか、近ければデリバリーも行っている。
これは大変ありがたい。スパイシーなカレーが好みなら薑を入れて食べる、そうで無ければ入れないで食べるという選択が出来る。どちらも美味しいと思う。店舗に今は行きにくいが家庭で楽しめることが出来るのでおすすめである。