インドで、医師約1200人が感染によって死亡したらしい。コロナ感染患者に従事する際、可能な限り感染予防していた医師がこんなに多く亡くなるというのは、インド型コロナウィルスの恐ろしさがよくわかる記事だとは思う。しかし一方で亡くなった医師のほとんどがワクチンを接種していなかったらしい。つまり、現時点でも日本政府は緊急事態宣言を出して飲酒や時短営業などを各店舗に要請はしているが、それはコロナウィルス拡大防止の効果的政策とは言えない(少しは効果はあるのだろうが)。やはりワクチンの速やかな国民への投与こそが最も大切である。先進国と言われる国の中で日本のワクチン接種率があまりにも低い現実は日本政府の危機意識があまりにもお粗末であったという事に他ならない。危機意識の低さは経済をスポイルし、失業者を多く生みだし、国民の精神を破壊して鬱病を生み出す。結果的に日本はワクチン戦争では完全に負け組になってしまった。最近はこの様な状況下でオリンピックが日本で開催されるのかという議論がなされている。よく言われているのはオリンピック開催で新型コロナ、変異コロナがさらに蔓延し医療崩壊しないのかということなのだが、そんなことは今議論しなくても去年オリンピックを延期した時にもすでにわかっていたことだ。今思うに、日本はオリンピック開催国をカードにして、開催国のコロナ蔓延を防止するために全世界に働きかけて、例外的に日本にワクチンを優先的に確保する努力をすべきであった。去年の時点で1年延期よりも2年延期の方が良かったことは現時点ではわかる。なぜなら後者の方が日本だけでなく全世界人民のワクチン接種率がはるかに高くなるからである。もちろん、既存のワクチンを凌駕する変異ウィルスがこれから発生すれば今年よりも来年の方が悲惨な状況になる可能性もないとは言えないが。今やるべきことはとにかくすべてを犠牲にして寝る間も惜しんでワクチンをより多くの人に接種することであるのだが、それが十分できているとは言い難い。優先順位とか公平にとかわけわからんことを言い過ぎである。県知事や市長や町長は医療従事者でないし高齢者でまないから優先にワクチン打つのはおかしいとか。。。政治家が優先的にワクチンを打つのは何の疑問もない。(パー券売るのに集まって酒飲むのとは異なる)どうでもいいから、ワクチンがあるのなら片っ端から打つ努力をすべきである。また、今回日本がまずかったのは、先進国と言われながら自力で早くに国内ワクチンを作れなかったことだろう。競争力の強い製薬会社が無く、ワクチンに対する厚生労働省の認可厳しさ(副作用の歴史認識)もあって本当に今、日本の医師、研究者は恥ずかしい思いをしていると思う。